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体臭は食べている物に左右される⁉︎ 体臭と食べ物の関係について

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ある調査によると、体臭に悩んでおられる方は7〜8割ににも登るといわれています。

体臭に悩んでいる方の中でも、「もしかしたら食生活が原因かも?」と考えた事がある方もおられるかと思います。

実は、体臭と食べ物は強く関係しているのです。

 

今回は、そんな体臭と食べ物についてのお話しをしていきたいと思います。

 

 

においの原因

 

体から発生するにおいは、アポクリン汗腺から分泌する脂肪酸と、皮脂腺からの分泌が原因といわれています。

アポクリン汗腺から分泌された汗と脂肪が混ざり合った混合液は、活性酸素によって酸化して過酸化脂質という成分に変化します。

この過酸化脂質は、強いにおいを放つという性質を持っています。

 

食べ物を食べると、当然体内に吸収されます。

その中でも、においのもととなってしまうのが、動物性タンパク質と動物性脂肪です。

大腸まで送られたタンパク質は細菌によって分解されます。

その時、さまざまなにおい物質を作り出してしまいます

 

ウェルシュ菌や大腸菌などの菌によって分解されると、アンモニア、アミン等が作り出されます

これらが体臭の原因となるのですが、それだけでなく色々な疾患の原因となるのです。

 

 

体臭をきつくする食べ物

 

ではどのような食べ物を食べると、体臭がきつくなるのでしょうか?

 

①肉類

 

肉類は、野菜に比べて腸内での消化に時間がかかります

腸内に長くたまっていると、悪玉菌が増殖します。

そうなると腐敗臭が発生してしますので、汗や便のにおいがきつくなってしまいます。

この腐敗臭は、消化の時にアンモニアや硫化水素が、腸内に発生することとも関係しています。

においが血液を通って全身を巡るので、体臭がきつくなるといったことにも繋がります。

 

②お酒

 

アルコールやカフェインは、皮膚の血管を拡張させたり、汗腺の活動を活性化させる働きを持っています。

お酒を飲むと、拡張された血管や、汗腺の活発化で体内で酸化されたアルコールやカフェインが全身を巡ります。

そして、それが体臭へとなっていきます。

 

③インスタント食品

 

インスタント食品や、ファーストフードなど手軽に食べられるものは、現代人にとって必須アイテムと言っても過言ではないでしょう。

しかし、油が多く使われているこれらの食べ物は、体内で酸化して活性酸素を大量に作ってしまいます

この活性酸素がにおいの原因となってしまうので、インスタントやスナック菓子、ファーストフードは取りすぎなうよう注意が必要です。

 

④にんにく・辛い物

 

にんにくや、辛い物、香辛料などは、消化する際に亜硫酸ガスを発生させます。

この亜硫酸ガスが、血液に溶け込んで汗として分泌されます。

そして、それもにおいの原因となります。

 

 

コンビに弁当ばかり食べていると体臭がきつくなる?

 

コンビニ弁当で使われている食材は品目が少なく、一般的にお米・梅干し・肉・ポテト・野菜3〜5種類・小麦と、この程度です。

 

食材は、1日30品目食べるのが良いといわれています。

しかし、コンビニ弁当では約15品目ぐらいしか摂取することができません

1日3食、コンビニ弁当ばかり食べていると、腸内細菌のバランスが偏って、体臭がきつくなってしまうことが考えられます。

 

それでもどうしてもコンビニ弁当が必要な方は、食べる品目を増やすしかないでしょう。

例えばコンビニにおいてあるひじきは、とても良いと思います。

五目ひじきなら、品目数も稼げますし、なおさら良いです。

 

野菜といえば、サラダを買ってしまう方が多いですが、生野菜サラダはたくさんの量をとることができません。

少なすぎると腸内細菌のバランス向上には足りないのです。

 

コンビニ弁当ばかりで、不健康な食生活を送っている方は、品目を増やして体臭がきつくならないように、気をつけましょう。

 

 

体臭を改善する食べ物

 

では、体臭に気をつけたい方、あるいは体臭がきついのでなんとかしたい方にとってどのような対策方法があるのでしょうか?

食べ物によって体臭がきつくなるので、もちろん食事を改善することにより体臭を抑えられることもあります。

 

それでは、どんな食べ物があるのでしょうか?

 

①腸内環境を整える食品

 

食物繊維や乳酸菌を摂ることで、腸内の善玉菌を増やして、悪玉菌を減らすことができます。

腸内で悪臭成分の産生を抑制するだけでなく、ニオイの物質を便とともに体外に排出します。

・食物繊維の多い食べ物・・・緑黄色野菜・海藻類・玄米・きのこ類など
・乳酸菌を含む食べ物・・・ヨーグルト・キムチ・ぬか漬けなど

 

②抗酸化食品

 

体臭を引き起こす原因に活性酸素がありますが、この活性酸素が多く発生するとそれがにおいの元になります

活性酸素が発生しないように、酸化されやすい食品は控えて、抗酸化作用のある食品を摂りましょう

・ポリフェノール・・・緑茶・ほうじ茶・紅茶
・リコピン・・・トマト
・セサミン・・・ゴマ

 

③アルカリ食品(梅干し・お酢)

 

体内が酸性に傾いていると、体の抵抗力が弱まって、体臭がきつくなってしまうといわれています。

食べ物によって、体内は酸性かアルカリ性になるかが決まりますので、常にアルカリ性に保つ事が大切です。

 

 

最後に

 

体が発するにおい、つまり体臭は、食べ物の影響を大きく受けています

体臭をきつくしてしまう食べ物ばかり食べていると、そのぶん体臭はきつくなってしまいます。

「腸内環境を整える食品」「抗酸化食品」「アルカリ食品」、この3つを意識して食事をすれば、体臭予防につながることが期待できるでしょう。

体臭が気になっている方は、まず自分の食生活を見直してみると良いのではないでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。