口臭が気になる⁉︎ 口臭がきつくなる原因と予防について
いきなりですが、あなたの周りに「ちょっと口臭が気になるなぁ」という人はいらっしゃいませんか?
楽しい会話も相手の口臭がキツイと続けたくなくなる・・・
大好きな恋人でも口が臭くてキスが耐えられない・・・
この店員さん接客は素晴らしいけど口が臭いからあまり話しかけないで欲しい・・・
「あんなに臭いのに自分で気づかないのかな?」
なんて不快な思いしたこともあるのではないでしょうか?
しかし、それはあなた自身にも言えることかもしれません。
口臭とは自分ではなかなか気づきにくいものです。
もしかすると自分も口臭で周りの人に不快な思いをさせているかもしれません。
今回は、そんな口臭に関するお話しをしていきたいと思います。
口臭というものは自身ではなかなか気づきにくいものです。
知らず知らずのうちに口臭によって周りに不快な思いをさせているのかもしれないと懸念されておられる方や、既に口臭にお悩みの方に向け、口臭の原因やその対策を知って口臭を消す方法をご紹介していきたいと思います。
口臭のチェック方法
まずは口臭を消すためにも自分の口臭がどのような臭いで、どの程度のものなのかチェックしましょう。
チェック方法はこちらの3つが挙げられます。
①口臭チェッカー
②マスクチェック
③唾液チェック
これらのチェック方法をそれぞれみていきましょう。
①口臭チェッカー
このチェック方法は一番わかりやすいやり方でしょう。
市販されている口臭チェッカーを使い、口臭の強さを計測します。
ただし、あまりに安価なものだと正確に測定できていないものも出回っているようです。
購入する際は、その正確性や性能にも気をつけたほうがいいでしょう。
②マスクチェック
市販のかぜ対策マスクなど装着してしばらく口で呼吸します。
ある程度呼吸を繰り返したら、一度鼻を外に出して鼻から2〜3回呼吸し、再度マスクの中に鼻を入れます。
そのときに感じる臭いの有無でチェックします。
人間には慣れや麻痺という身体の性能があるので、常にある刺激に晒されている状態では感覚として、その刺激を感知しにくいといったことがあります。
そこで、マスクから鼻を出して入れるといったような環境を変化させることで、においに対して敏感な状態へとリセットできる効果があります。
③唾液チェック
こちらは「少しきたない」チェック方法ですが、試してみて下さい。
自分の手の甲をなめて湿らしてください。
あとはその部分を嗅ぐだけです。
そのとき感じたにおいで口臭の有無でチェックします。
これらの3つのチェック方法でなんらかのにおいを感じたら、口臭がきつくなっている疑いがあると言えるでしょう。
次に、もし口臭がきつくなる原因についてみていきましょう。
主な口臭の原因
上記の口臭チェックを試してみてにおいはありましたでしょうか?
においを感じた方、感じなかった方も口臭の原因を知っておけば予防にもつながります。
これから解説する口臭の原因をお読みになり、ぜひ予防や口臭を消す手助けとしていただければと思います。
口臭の主な原因を5つに分けることができます。
①歯垢などの口の中の汚れ
②虫歯や歯周病
③口の中の渇き
④過度なダイエット
⑤風邪などの病気
それでは、それぞれについてみていきましょう。
①口の中の汚れ
飲食により歯や歯の隙間、舌に付着した食べかすや汚れが口臭の原因となっていることがあります。
また、喫煙などが原因で口臭がきつくなってしまうことがあります。
食後は食べかすが残らないようにきちんとハミガキをしましょう。
タバコのヤニはとても落ちにくいので入念な手入れが必要です。
マウスウォッシュなどの洗口液を使用するのも良いでしょう。
②虫歯や歯周病
歯ブラシで取れないような歯垢は、放置しておくと歯石となって歯周病の原因ともなってしまいます。
歯周病になってしまうと歯茎がはれ上がり出血し膿が溜まったり、口内で雑菌が繁殖し腐敗したような臭いを放ちます。
先述したように口内の汚れ除去のためのハミガキだけでなく、歯間ブラシなどを使い歯垢も除去するという意識で歯のお手入れをしたほうがいいでしょう。
ハミガキはもちろんですが、すでに歯石が溜まってしまっていたり、自身の歯のお手入れだけでは限界があることも考えられますので、定期的に歯医者に通い歯石除去などのメンテナンスを行うと良いでしょう。
③口の中の渇き
唾液には口内の雑菌の不必要な繁殖を抑制する働きがあるとされます。
口の中が乾き唾液の量が不十分な状態となっていると雑菌が繁殖しやすくなり、臭いを放つようになります。
また、唾液の成分が放つ臭いも強くなります。
口の渇きの主な理由は、水分が不足している、鼻炎や花粉症で鼻がつまり口呼吸になっている、ストレスなどで自律神経が乱れ唾液の分泌が減少する、食べ物を噛む回数が少ないため唾液の分泌が少ない、などが挙げられます。
したがって、鼻のつまりを解消する、ストレスをを溜めないようにする、食べ物をよく噛んで食べるなどの改善をしてみると良いでしょう。
日頃あまり水分を摂取していない方は、水をこまめに取るようにするだけでも、口臭の抑制する効果はあるでしょう。
④過度なダイエット
ここでの過度なダイエットとは、断食などの食事制限や急激な運動のことを指しています。
人の体は活動する為にエネルギーとして血中の糖を使用します。
しかし、過度な食事制限や急激な運動をすることで血中の糖が不足してくると、やがて脂肪を分解しエネルギーに変換します。
この脂肪が分解された時に生成される「ケトン体」とよばれる物質が体臭や口臭の原因となることがあります。
安全で無理のない食事制限や有酸素運動などのダイエット方法ならば、ケトン体による口臭は抑制されるでしょう。
⑤風邪などの病気
副鼻腔に膿が溜まる蓄膿症が原因で口臭がきつくなってしまうことがあります。
臭いは生臭く、風邪やインフルエンザなどにかかると鼻が炎症を起こし、蓄膿症が起きます。
先述いたしましたが、鼻がつまると必然と口呼吸になってしまいますので、より口臭がきつくなる可能性が高くなります。
他にも口臭と関係がある病気があります。
胃がん、胃潰瘍、肺がん、肺結核は腐った肉のような臭い、肝臓がん、肝硬変、腎不全はアンモニア臭を出すことがあります。
また、糖尿病はインスリンの低下で糖の代謝が弱くなり、ケトン体が増えるために過度なダイエットをした時のように甘酸っぱい臭いをだします。
これらの口臭がした時には、口臭も問題ですが、他の重篤な病気が潜んでいるかもしれませんので注意が必要です。
口臭には様々原因があることが分かりました。
これらの原因を除去し、改善すれば口臭を予防できるとも言えるでしょう。
病気や過度なダイエットが原因となる口臭もあると例を挙げましたが、そのようなケースはレアであり大抵の口臭は唾液の分泌が少ないためであることが多いといわれます。
つまり、口臭にお悩みの方や予防をしたいと考えておられる方にまず試していただきたいことは、「唾液の分泌を促す」という方法です。
唾液が正常に働くことが口臭の改善や予防には重要です。
先述しましたが唾液には殺菌効果があり、口の中の菌の繁殖を抑えてくれる働きがあります。
しかし、加齢や生活習慣の乱れにより唾液の成分や分泌が衰え雑菌が繁殖しやすくなり、口臭がきつくなってしまうことがあります。
唾液の機能を正常にするには、食事の時はよく噛んで食べることが大切です。
噛む回数が増えることで唾液の分泌は増えます。
他にも舌で上下の歯の外側をぐるりと舐める体操や喉のリンパ腺をマッサージすることで、唾液の分泌が促されるようになります。
また、殺菌効果のあるクエン酸が含まれたレモンや梅干しを摂取することもいいでしょう。
それから、砂糖には唾液の分泌を促進する効果もあるといわれています。
喫茶店で待ち合わせ、でも口臭が気になる、なんて時には砂糖を一舐めすれば、口臭を消すことが期待できるでしょう。
最後に
現在、口臭にお悩みの方がいるとすれば、その原因は口の渇きにあるかもしれません。
口臭を改善するには口の渇きに注意すると良いでしょう。
もちろんハミガキなどお口のお手入れも非常に大切です。
定期的に歯医者さんに通うなどして口臭対策をしてみると良いでしょう。
口臭で不快な思いをしないさせないためにも口臭ケアを日頃から行っていきたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。