「うつ」かもしれない⁉︎ うつ病にみられる代表的な初期症状とは?
うつ病が社会問題となって久しいこの頃です。
ひと昔前までは、ここまで「うつ」という言葉はあまり聞くこともなかったかと思います。
しかし、近年は「うつ」に悩むのは社会人だけではなく、中学生からお年寄りまで幅広い年齢層にこの病の傾向は広がっており、深刻な社会問題となっています。
完治もなかなか難しく、ひどい場合ですと社会復帰も難しくなることから、この病は深刻化しているのです。
いつ誰が、何のきっかけでなってもおかしくないのです。
今回はそんな「うつ」の初期症状のお話です。
「うつ」を患ってしまうきっかけのひとつがストレスだといわれています。
もちろん、現代社会に生きる人の大多数がストレスを抱えておられますし、むしろストレスが全くない人などほとんどいないと言っても過言ではないでしょう。
ストレスを抱えると眠れなくなるなんて方もいることでしょう。
私にも経験がありますが、そんな状態に陥ってしまうと「もしかしたらうつを患ってしまったのでは?」と思ったりしてしまいます。
とはいえ「うつ」は自分では気づかないとも言われますし、どのような状態が「うつ」で、どうだったら「うつではない」のかよくわからないと思います。
そこで、うつ患者にみられる初期症状の特徴を4つご紹介致しますので、チェックしていただけたらと思います。
ただし、その特徴がみられたからといって必ずうつだということではありませんし、これらが多く見られたら注意しましょうという目的で挙げておりますので、ご了承ください。
①睡眠障害
まず1つ目として、睡眠障害が挙げられます。
先ほども出ましたが、よく眠れない、早く目が覚める、また二度寝をしたら起きられないという症状です。
また、日中起きている時間であっても、いつの間にかうたたねをしてしまうなどの症状もあるようです。
睡眠不足などにより頭が正常に働かず、混乱して妙に現実味のある夢をみたり、現実と夢が混同してしまうこともあるようです。
このような症状は「うつ」患者の初期症状としてみられることが多いのです。
②食欲不振
また、食欲がなくなるといった症状もあります。
食欲がなくなり、酷いときにはがんと疑われるほどがくんと体重が落ちるほどの痩せ方をしてしまうことがあります。
また、胃の痛みなどが症状として現れることがあります。
③体調不良
動悸がしたり微熱が症状として現れることがあります。
変に汗ばむ、めまいがするといったこともあるようです。
風邪をひいたわけでもないのに、体調が優れず、原因不明の体調不良が続くことがあります。
また、締め付けられるような頭痛や肩こり、身体の節々が痛むといった症状も現れることがあります。
ただの疲労とも思われる症状ですが、身体を休めても痛みが取れないことが続くようであれば、注意が必要です。
④気力の低下
気力の低下も症状としてみられることがあります。
何にも興味が湧かず、意欲が落ち、何も楽しめないといったこと起こります。
また、睡眠不足ともつながるところがありますが、思考力や集中力の低下がみられることがあります。
仕事に関して作業能率が落ちているなどの症状がみられたときには注意が必要です。
このようなことがうつ病の代表的な初期症状といわれています。
深刻なうつ病になっていなくても、このような症状を感じることがあるという方、あるいは身近にそういった症状がみられる方がおられる場合は、注意してみてください。
最後に
うつを患った方の傾向として、自身がうつであることを認めたがらない、自身で受診しに行くどころか、周りに受診を勧められてもためらう傾向にあります。
うつという病気の判断や患者さんへの対応は非常に難しい側面があります。
もし、自身や周りの方に上記のような症状がみられたとしても慌てず、思い込まず落ち着いて対応したいものです。
決めつけや間違った対処法などはせずに、専門家や医師などに相談したり受診するなどして対応していきたいですね。
最後までお読みただき、ありがとうございました。